【本日の教育&保育】誕生会で「命」を考えました

今日は東日本大震災からちょうど10年です。今、こうして生きているという当たり前のことを、最も幸せとしなければと思います。今も多くの行方不明者がいるということです。

そんな日の誕生会実施となりました。「命」について、誕生会を通じて、親子で考えられる時間となってほしいと願っています。

我が子が元気にすくすく育ってくれることに、感謝することが大事です。子どもを深く愛しながら、親の価値観を一方的に押し付けず、親から自立していくことを根気よく「子育ち」していけば、きっと、子どもは親を大切にできる人間になるだろうと信じています。

親自身が、生涯にわたり、人間形成に努めていくことが、最も有効な教育となり得ます。こうして、当たり前のように、毎日を暮らしている私たちには、一つしかない命を大切にして真剣に生きていく責任があるのかなと、そんな思いで、本日の誕生会のお祝いの講話といたしました。

お誕生の園児一人一人に、お話を聞きました。親からあたたかいお手紙が届きます。先生たちからも、お祝いのカードが渡されます。

5歳児が出し物を見せて、みんなを楽しませました。とってもgoodでした。他人のために、全力で用意をしてきて発表する姿は、見る人を2倍も3倍も楽しませることができました。

各保育室に入り、給食をみんなで食べてハッピーバースデーしましたあ。

東日本大震災と重なったので、複雑な気持ちとなりましたが、どこかで苦しみ悲しみと闘っている人のことを気に留めて、自他の「命」を大切にしようという気持ちになれば、由としたいものです。

「今日も、元気に育ってくれてどうもありがとう」って、今夜、我が子をギューと抱きしめましょう。誕生日であってもなくても、たまにぎゅーっと。

2021年3月11日 | カテゴリー : 園長ブログ | 投稿者 : こども園めまんべつ管理者

【本日の教育&保育】第1回の卒園式に向けて

未満児の「おのしみかい」は、園にとって、大きな行事の一つです。親や先生たちにあたたかく見守られ、どの子も最高の舞台となりました。

たくましく成長を続ける未満児たち。

そして、第1回の卒園式を迎える5歳児たち。23日が式当日の予定です。こちらも大きな行事となります。

開園以来、未満の子たちと遊んだり、たくさんお世話をしていました。

また、未満と年長の交流も多くしていました。

コロナの中、規模縮小して実施します。

コロナに負けないで、園児にとって、良い思い出となるようにしたいです。あと、約2週間こども園生活をいっぱい楽しんでください。

そして、4月から小学1年生になります。みんな、再来週23日の式当日に向けて、体調を崩さないように気をつけましょうね。

2021年3月8日 | カテゴリー : 園長ブログ | 投稿者 : こども園めまんべつ管理者

【本日の教育&保育】3/6(土)1歳児と2歳児の「おたのしみかい」

朝から乾いた雪がさらさら、時々、シャーシャーと風に巻かれて、一面雪野原に変わりました。

12月~少しずつ、本番に向けて、準備をしてきました。「日常の保育」の一端を、おうちのみなさんに見てもらいました。

本番直前に用意された先生たちから保護者のみなさんへ向けたメッセージボード。最後まで、何ができるのか考えながら会場準備を済ませました。手作り感いっぱいでした。派手なパフォーマンス無しです。

その思いが園児にしっかりと伝わり、どの子も、元気に、明るく、おかしく、個性たっぷりとがんばりました。

個性を生かし、可能性を伸ばす。

園児ひとりひとりの気持ちを最大限尊重して、「やったあ」「できたあ」という気持ちを味わうように。

そばに寄り添って、余計な手を出さず、小さな自信を、何倍もの大きな自信に増幅させることができました。小さな子たちと先生たちの大きな信頼関係に、会場から大きな拍手がいっぱい。

そして、フロアで、じっと子どもたちのやり抜く姿に目を細められ、優しく、深い愛情たっぷりと、席を離れず応えていただきましたおうちの皆さん。感謝です。

あたたかいご声援ありがとうございました。

新しい建物に移ってからの初めての「おたのしみかい」でしたあ。

どの子もりっぱりっぱ、ひとりひとりとってもキラキラしていましたよ。

2021年3月8日 | カテゴリー : 園長ブログ | 投稿者 : こども園めまんべつ管理者

【本日の教育&保育】たくさん絵本をご寄贈いただきました

開園を記念して、本園施工主の(株)河西組様からたくさんの絵本や紙芝居の周辺道具、ブックフィルムなどをご寄贈いただきました。

本日、河西様にお越しいただき、現物ご披露と子ども代表からのお礼のあいさつを伝えることができました。こども園では、0歳児から絵本に触れる時間をたくさんつくっています。新しい絵本に集まって毎日絵本の世界に浸っています。

園児にとって、絵本はとても大切なものです。

お当番の4人の5歳児の子どもたちが、いただいた絵本のお礼のあいさつをしました。

「たくさん本を読んでくださいね。」と、河西様からお話がありました。

終わった後、建物の中を見ていただきました。給食中の3歳児の部屋でも「ありがとうございました。」と元気な挨拶ができました。

2021年3月4日 | カテゴリー : 園長ブログ | 投稿者 : こども園めまんべつ管理者

【本日の教育&保育】きょうはたのしいひなまつり~♪

今日は、楽しい雛祭り、桃の節句ですね。

最近、「ジェンダー」について話題が高まっています。園長自身、旧態依然の人間と言われないように、気を付けていきたいと思います。

本日の「お雛さん」においても、「男女平等公平」をかなり意識して、園児に向かってしゃべりました。

保育教諭にも、十分な教育的な配慮に立ち、教育・保育を進められるように願っています。もちろん、保護者さんにも十分にご留意していただければ幸いです。

この雛人形は、市街地在住だった方が都市部へ引っ越すということで譲り受けたものです。こども園開園ということでご寄贈いただきました。園としては大型のものを飾る場所がなく困っていたところでした。

雛人形に相応しいありがたい話となりました。

ひなまつり集会はこども園の大きな季節行事の一つです。未満児が、身近な材料を使って作った衣装を作り人間雛に変身して、会場の遊戯室に姿を現しました。「かわいいね」と、以上児の子たちが、大きな拍手をして迎えました。

※真剣にパネルシアタターを聞いています。

※使用後の衣装は「自宅にお持ち帰り」という粋な工夫をしています。

※左写真(廊下掲示物より転用)

みんな集まったので、ひなまつりの話をパネルシアターで聞きました。静かに聞くことができました。お話が終わると、いつもの習慣なのか?拍手が起こりました。

また、園長の私は、八つ切り画用紙を使って作った「三色団子」を園児に見せてお雛様の話と三色の意味を話しました。

廊下には学年に応じた飾りが所狭しとお目見えしました。

以上児(PTA会員のため)は、会費より支出された三色団子のおやつを食べました。

※少しずつ食べるように、声掛けしていました。

※少し甘みのある美味しい団子でした。

※三色は、「健康」「清涼」「魔除け」という意味があるそうです。

※緑~白~桃という順に気づく子も?

美味しそうに、にこにこして食べました。

給食は、豪華なご馳走でした。

野菜がやや嫌いかなと思う子もいました。

「この桃色、なあに。」⇒桜でんぶ

「この丸いもの、なあに。」⇒豆麩

「この緑のもの、なあに。」⇒いんげん豆

本日の献立は、大変興味深いものばかりだったみたいですねえ。

質問攻めにあいました。

話題豊富な食育「もぐもぐ」はいいものです。

今朝は一面銀世界となり、思い出に残る楽しいひな祭りでしたあ。

2021年3月3日 | カテゴリー : 園長ブログ | 投稿者 : こども園めまんべつ管理者

【本日の教育&保育】「おたのしみかい」総練習(1歳・2歳)

大きな舞台で発表しました。

どきどき、どっきん子。

巧技台(こうぎだい)、という器械体操の道具を使用して、乳幼児の体つくりを行います。

名前を呼ばれたら返事をします。

みんなで並んで行進する時はこうやって。

先生のお話に合わせて手振りで表現します。

子どもたちの考えを聞き入れることも忘れず、1人1人がここまでできるようになることを大事にしてきました。

いつも練習してきた体操を発表します。

自分たちの発表を、年上の子どもたちや先生たちに見てもらいました。

本番は、おうちの人に見てもらいます。

まだ言葉が十分ではありません。園児の何気ない仕草や表情から、感じていることや実現してみたいと思っていることをありのままに受け止めてきました。

園児の中に、同じことでも、時間が長くかかる場合があります。

舞台で発表する園児の気持ちを尊重し、期待と時間を見守って、自分でしようとする気持ちをもつことができるように援助していきます。

本番を楽しみにしてお越しください。

2021年3月2日 | カテゴリー : 園長ブログ | 投稿者 : こども園めまんべつ管理者

【本日の教育&保育】園児と遊ぶことは園児の発達を助長するもの

やあ、一日の保育教諭と園児とのかかわりをじっくり観察すると、とっても勉強になることばかりです。

現代の母親は「遊ばせ上手だけど、遊び下手」と言われる方がいます。どういう意味でしょうか?

子どもに与え、遊ばせておけるようなグッズが豊富にあるため機嫌よく遊ばせておくことができます。

でも、一緒に子どもと遊ぶことは苦手なお母さんが増えているという指摘があります。

「遊ばせておく」ことは、親が子どもの能力の土台を育む大切な機会を放棄してしまっていることにもなりかねないと続きます。

厳しい話ですね。

0歳から3歳は、特に、子どもの意欲や関心を育て、好奇心や探究心を育むのにとっても大切な時期です。

グッズで遊ばせるのと母親と遊ぶのとでは、子どもの発達形成上、大きな違いを生むと言われます。

下の写真はそんなヒントになりそうです。

後ろでそっと一緒に見てあげるだけ。

そばで、うまくいった喜びをたたえるだけ。

台を重ねてのぞき込む子どもの興味関心を共有するだけ。だっこして一緒にスリルを味わうだけ。

母親も、似たこと・同じことをできそう。

保育教諭は「遊ばしておく」ことはしません。「一緒に遊ぶ」ことによって、思考力、判断力、創造力、記憶力などの潜在能力をバランスよく発揮させています。

「愛着と信頼」を少しでも意識することが大事です。

赤ちゃんが誕生したことを心から幸せに感じられること。

子どもが少しずつ成長しているありのままの姿を受け入れられること。

子どもを通じて、親として、人としての人間成長していくこと。

乳幼児期に無条件に受け入れられ、愛されることをたくさん経験させましょう。

こども園にお子さんを登園させても、「預けっ放し」「子育て放棄」してはいけません。保育教諭とともに、お子様の自立のためにベストを尽くしましょう。親の役割を忘れませんようにどうぞお願いいいたします。

最後にもう2枚。

そろりそろり、太鼓橋を渡ろうとするお友達を、みんなで、じっと見守る先生、仲間、年上も年下も、この時間、人間としてのいろんなことを学ぶことができたと思いました。

2021年3月1日 | カテゴリー : 園長ブログ | 投稿者 : こども園めまんべつ管理者

【本日の教育&保育】朝の体操は年長のこどもたちで、未満も‥‥!

遊戯室でひまわりとたんぽぽの子たちが朝の体操をしていました。事務室から見えるのですぐに分かりました。

でも、人数が足りません。どこに行ったのか探しに出かけました。

いました。未満の「ひよこ」の部屋にいました。未満の子がたくさんいました。

年長の数名の子たちが前に出て、未満の子が見様見真似で朝の体操をしていました。年上から年下への伝授でしょうか。すごい光景です。

そして、他の部屋では何をしているのかな?

同じように、何人かの5歳児が前に出て、朝の体操のお手本のようなことをして、3歳児に見せていました。

3歳児の子たちが、大人に見えてしまいました。今まで一番年下だった3歳児が大きく見えました。4歳児は?

やはり同じように5歳児の子たちが数人前でお手本をしていました。

未満の子たちも、朝の体操をしていました。

まわりで一緒に体操をしていた先生から「できたでしょう。すごいね。」のようなあたたかい言葉が、私の耳に聞こえました。

きっと、何回か同じことを続けてきたんですね。だから、少しずつ体操ができてきたんでしょう。

もちろん、5歳の子たちのようにはできません。でも、「できるようになった喜び」は、先生たちの言葉によって、5歳にも、未満の子たちにもうれしい言葉であったはずです。

私もうれしかったです。

2021年2月26日 | カテゴリー : 園長ブログ | 投稿者 : こども園めまんべつ管理者

【本日の教育&保育】自分のやりたいことをできる時間

自分のやりたいことができる時間がないと、園児はいつも先生の考えた通りの行動を取るとも限りません。

これはこれで大事な場合もあります。

しかし、先生の話したことであっても、最終的には子ども自ら主体的に行動する芽を育てることを大事にしたいものです。

だから、1人で過ごしても自由です。絵本に集中している一人の子です。

やりたいことをやって、その満足感を他人に伝えて、気持ちを分かってくれる一人の友達がいるだけでも良いのです。保育教諭の出番です。

かくれんぼをしている二人の子です。

園内の安全な場所なら、どこでも、遊びに使ってよいです。

戸の換気用すだれから、向こうをのぞき込んでいます。びっくりさせたいのかな?

先生のそばで、何かあったら先生に相談。話を聞いてくれる人がそばにいると安心できます。先生は、しっかりと子どもの気持ちを受け止めています。すぐ近くにいる子が、その会話を聞いています。さあ、こんな時、保育教諭の出番です。

柱に食らいつく子を発見。これは、かなりの筋力がいります。手と足を使ってぶら下がりです。柱も遊び道具になります。

はい、こちらは先生が見守っています。未満です。ぶら下がりです。一歳でこんなことできるんですね。

0歳児の子どもたちも、走ったり、転がったり、いっぱい動きました。一足先にお部屋に戻ります。

お遊戯室は大人気です。未満と入れ替わり、年少と年長の大集団が異年齢交流をしに、遊戯室に入りました。

1人で遊んだり、数人と遊んだり、先生と遊んだり、大集団で遊んだり、異年齢と遊んだり。

こんなふうに、いろいろな人数・年齢・場所で遊ぶことも、こども園の特色です。

2021年2月25日 | カテゴリー : 園長ブログ | 投稿者 : こども園めまんべつ管理者

【本日の教育&保育】自分のやりたいことができること

一歳でも二歳でも、自分のやりたいことがあります。生理的な欲求もあるけど、知的な欲求も芽生えてきます。

年上のお兄さんが来たよ。

みんな集まってきます。自分以外の人に興味があるんですね。何事も興味関心から始まります。

三歳児。みんなで輪になって作品の発表会を見せ合っていました。聞いていて、「どうぶつ」を作ったんだと分かりました。考える、作る、見せる、話す、聞く。五感を使っています。

四歳児、自分で考える時間が多くなってきます。細かい手作業も可能となります。

こども園で、自分がやりたいことや、やりたかったことの、一つでも二つでも多くできたならば、こども園という建物は、自分のしたかったことを実現できる場であると認識していくはずです。

その時、先生や友達から、認められたり、褒められたり、大切にされたりすると、子どもたちには、自分の存在に気づき、心の中に「自信」や「自己肯定感」が育つはずです。

廊下にはたくさんの子どもたちの制作した作品が並んでいます。

私は、すべての作品が「よい」と思っています。すべてがその子にとっての表現されたものであり、どれも否定できません。なぜなら、その子だけの世界だからです。

点数はありません。評価もありません。

どれもこれもその子の「力作」です。力作に評価はいりません。点も無しです。

廊下に飾られたたくさんの個々の作品は、みんなで制作した「大きな絵」であり、個々が頑張って制作した「大きな作品」の一つだと思うんです。

そんなふうに鑑賞(観る)してほしいです。

どうですか?作品展をしているように見えませんか。

同じように見えても、よーく見ると、ひとりひとりの作品のどこかが、何かが違うんです。

2021年2月22日 | カテゴリー : 園長ブログ | 投稿者 : こども園めまんべつ管理者