第2回園内委員会を行いました。

7月18日,硯教育相談員と女満別小学校田村教諭に出席いただき2回目の園内委員会を行いました。

初めに1学期の前半のまとめとして各学級の園児のようすについて紙面交流を行いました。

4ヶ月が経過し少しずつできることが増えてきました。

①言葉が増えてきている,②排泄が確立した,③帽子をかぶる・かばんを持つ,④自分の部屋に戻れる,

⑤給食を頑張って食べる,⑥人と関わろうとする,⑦いろいろな物に興味を持つ。

このような情景は明日の保育指導や園児との接し方を前向きにしてくれます。

後半は3つのグループに分かれてケース協議を行いました。ある園児の生活のようすをもとにその困り感を把握して,どのような支援の方法があるか協議しました。

①身支度は,見通しをもたせた声かけを行う,②対人関係においては,園児の今の感情を動画に残して,それを見て振り返らせるといった具体的な手立ても出てきました。

保育教諭が1つのケースについて知恵を出し合い,「その子」に対する共通の言葉をもつことは組織的に対応していく上でとても大切です。

協議が進む中で,ふと気づいたことがありました。子どもは人にほめられても,自己承認欲求が満たされないと満足できないこと,その日がいい一日で終わらないこと,です。

人は誰から一番認められたいのか? 一番に認めて欲しい人はだれなのか・・・・

それは「自分」であること。自分から認められないと強い欲求不満状態になり,別の何かで解決しようとしてしまいます。

これは大人の世界にも当てはまります。「別の何か」という解決方法が悲惨なケースになることもあります。

話を進めていくうちに,何を目標に,どのような力を育んでいくのか,簡単ではないことに気付かされます。

「自分で自分のことをほめてあげる」,「自分は価値ある存在であることに気づかせる」,安心と信頼による関係づくり,子どもが意欲的に遊ぶ環境づくり,

真剣に話を聞くといった取り組みが効果的であることを確認しました。