ドキュメンテーションとは,子どもの育ちを「見える化」するための保育の記録です。この記録から,子どもの興味や関心,発達や成長を見極めながら保育を行うことができます。保育ドキュメンテーションを始めると,「子どもの魅力を発見する力がついた! 楽しい!」という声が上がるそうです。自分で撮った写真を見ると,そのときの記憶がよみがえり,再発見したことを伝えたくなるようです。そして,写真は同僚,他の先生ばかりではなく,保護者さんにも伝える説得力にもなります。子どもの魅力や育ちを読み取り,保育ドキュメンテーションを積み重ね,楽しく、保育者、保護者、子ども…みんなにシェアしていけたらいいですね。
本園でも,園内研修の具体的な取組の方法の一つとして,このドキュメンテーションを重視しています。(2021/6/28 ドキュメンテーションによる園内研修)



こども園になって,初めて,未満の先生たちと以上の先生たち,合同で学び合いました。今までは開園の仕事がたくさんあって,合同でやりたくても,みんなが集まることが困難でした。この勉強会を園内研修会と呼びます。私たちが大切にしたいのは,現場の実践をしている立場です。えらい研究を進めようとは思ってません。日常の保育の悩みや保育の困りごとをみんなで話し合って,解決していくことを第一に考えています。ですから,今日話し合われたことが,明日の保育に役立つものにしようと考えています。保育で忙しいです。しかし,時間は自分たちで工夫して導き出すものでしょう。忙しい,忙しいと言っても,みんなで知恵を出して,工夫すれば,わずかな時間は生まれるものです。そんな苦労をしながら,ほぼ毎月一回だけど,わずかな時間だけど,みんなで学び合おうとしている職員集団は,地域や保護者から,先生たち一人一人が,必ず信頼されると思うんですね。(2020/12/4撮影)