研究保育(3歳児)~環境構成について考える~

昨年度は,園児が自ら考え,主体的に遊ぶことのできる環境や援助について探ってきました。

今年度は保育WEBの研修を行い,園児の遊びや心の成長の変化など,「10の姿」にスポットを当て検証をしていきます。

5月27日に3歳児の研究保育を行いました。図鑑を見てカタツムリについて理解したり,絵本を読み聞かせて,「かたつむり」の生態についてお勉強をしてから,紙などの素材を使って,かたつむりの製作を行い

ました。環境には遊具,素材,絵本や図鑑,園庭,砂場,動植物,情報機器,教師,他の園児などがあります。幼児は,自分なりのやり方で自分の生きる世界を理解していきます。

文部科学省の次期学習指導要領の論点整理をみると,これからの幼児教育のトレンドは『環境を通して行う教育』と謂われています。

お部屋で園児にカタツムリ(実物)を提供,子どもの興味や関心が一気に高まります。自分の製作物を喜んだり,命名したり,お散歩に一緒に出かけたり,楽しかったことを振り返ったり,ただ作るだけで

なく,作ったものを遊びにつなげていくことも大切なことでした。

今年度は,研究協議の進め方にも力を入れています。7月の園内研修会を踏まえて,いくつかの視点(園児の姿,環境構成,保育教諭の支援など)を付せんで色分けして,研究保育を深く掘り下げていきま

す。話し合いは先生方からたくさんの声を聞くことができ,気づかなかったことや実際に自分の保育を考えるきっかけにもなります。

日案(指導の目安になる当日のスケジュール)をみると,いろいろな環境が散りばめられていました。それぞれの環境に教育的な意味があり,園児の興味や関心を高める保育教諭の説明や指示もありまし

た。どうしても先生の話を聞くことが苦手な園児,目に入ってくる物や人に関心が行きがちな園児,特性を考えればありがちなことです。園児への指示は大変です。

保育指導は日案通りには上手くいきません。ねらいがあっても達成できないこともあります。計画に甘さがなかったか,今日の環境はどうだったか,指導の流れはスムーズだったか,今日のこどもの

姿を思い浮かべることで再び新しい発見があり,次の保育指導に活かされていきます。計画→実践→評価→改善→計画・・・・のサイクルが年間を通して繰り返されています。