【本日の教育&保育】遊戯室はみんなで使うもの

安全には十分な配慮をしつつ,遊戯室は,一人一人の園児のもの。一クラス,ある学年のものではありません。

以上も未満の子も,だれでも使用していい場です。

キンダーガルデン,子どもたちの園(その)の中心的な存在感があります。そこは,体育館ではなく,遊戯室と名付けられています。ドイツのフレーベルという人が,世界で初めてドイツに幼稚園を創設して以来,我が国も明治時代に東京に初めて幼稚園を創設した時も,遊戯室と名付けられました。「遊んで戯れる部屋」が直訳です。今日は,入り混じって,遊んでいました。

凄いですよね。同じ子どもでも,動きが変化していきます。躍動的に,見よう見まねで,子どもは一つずつ成長していくわけです。一つずつできなかったことが,できるようになるわけです。

感染対策としては,いろいろな評価がありますが,この子どもたちからお遊戯を奪ってしまったら,単なる「預かる場所」と化してしまいます。こども園は,単なる預かる場所ではありません。子どもたちの人格の基礎を育て,小学校への「虹の架け橋」となる場なんです。

0歳から人格の基礎を培う場所が,こども園なのです。「子守り」をする場所ではなく,人間は発達・成長する存在だと考えて教育と保育を行う,子どもを育てている施設です。

だからこそ,こども園に新型コロナを持ち込みたくないし,職員も,園児も,家族も,地域も,誰も感染したくないし,感染させたくありません。こんな光景を見ることができなくなるわけです。

ですから,手洗い,マスク着用,3密を防ぐ,不要不急の外出をみんなで控えているのです。

夏休みになって,いろいろ出かける機会が多いでしょう。出かける場合は,常にリスクが高くなることを忘れないでください。

12歳未満の子の感染は,すべて,大人からの感染です。

どうか,感染しない!感染させない!

忘れないでください。

2021年7月20日 | カテゴリー : 園長ブログ | 投稿者 : こども園めまんべつ管理者