【本日の教育&保育】とげのある言葉?まあるい言葉?

園長先生,来てください。

見てください。

私も見て,目をキラキラ輝かせて言います。

遊戯室に室内鉄棒があります。明日の運動会種目の練習を繰り返していると保育教諭から聞きました。家に帰っても,近くにある公園で練習を続けて,本番の前日に,くるっと回ることができたようです。回った後,すとんと落ちるのですが,くるっと回ることができた時の喜びを,保育教諭とともに喜び合うことにより,子どもたちの個性や可能性や自信・自己肯定感が伸びます。

本番の直前まで,練習を繰り返す子どもたち。

似たようなことを,1歳児でも見ました。隣同士手をつなぐことは簡単なようで発達段階を考えると難しい行動の一つと言えます。まして,自分から隣の子に手を差し出して,手をつなぐことはもっと難しいことです。それが,できたのです。「〇〇ちゃん,自分から手を出すことができたね。」自分からという意味は難解です。その子が意識していなくても,保育教諭の一言で,「今,自分がやったことが,自分から手を差し出す」ということなんだと学習します。その繰り返しが「手をつなぐ」という意味を認識をし,「手をつなぐ」という知識に変わっていくわけです。このように,保育教諭の繊細な観察と言葉によって,小さな子どもが知的に成長していくわけです。

これは,親も同様です。言葉はとても大切な道具です。大事にしていきましょう。愛のある言葉です。とげとげしい言葉はいけません。まあるい言葉をシャワーのように浴びせましょう。

子どもが「〇〇を見て‥‥来て。」という時は,ぜひ,仕事の手を休めて行って,見てあげましょう。子どもの成長に気づくはずです。

運動会はその一コマです。運動会がその子の人格のすべてではありません。ほんのワンシーンですが,その子にとったら大きな時間となります。だから,明日は,いっぱい拍手をしてやってください。

元気いっぱい,よしっ,頑張るぞ! いっぱい遊んでいます! くぐって,登って,転がって,滑って,擦り傷・少しのたんこぶぐらい,へっちゃらな子になってほしいものです。

明日は,気温がやや低めのようです。上着1枚持参した方が良いですね。雨はやっぱり降らないようです。よかったです。

客席は十分に広いです。「人と人との距離を取る」ように努めてください。場所取りは,ルールを守り,トラブル一切無しでお願いいたします。大人としての社会的な規範をお示しくださいませ。よろしくお願い申し上げます。

明日は,第一回の記念運動会に位置付けても良いぐらいの気持ちで,楽しく盛り上がりましょう。どの子にも,どの学年にも,どの種目にも,「大きな拍手」をぜひお願い申し上げます。

2021年6月18日 | カテゴリー : 園長ブログ | 投稿者 : こども園めまんべつ管理者