第1回園内研修会(6月11日)

昨日,本園で第1回園内研修会を行いました。

助言者としてオホーツク教育局教育支援課学校教育指導班指導主事である佐藤 亮太氏と北海道幼児教育相談員の硯見 直美氏を招いて普段の保育指導を参観いただきました。

他にも研究会の三つのこども園から保育教諭も来園し,その専門性の向上を図りました。

本園の研修主題は「思いや考えを表現し,遊びに向かうこども」の育成です。保育公開をしたのは3歳,4歳,5歳児ですが,保育教諭の支援のあり方や環境の構成について協議を進めていきました。

研究協議では今日の保育指導の各場面をピックアップした写真をもとに,10の姿のどの部分が育まれているのか,その理由を含めてグループでそれぞれ話し合いを行いました。

最後に硯見氏からは「主体性」を育む保育指導について,佐藤氏からは今日の成果と課題について助言をいただきました。

第2回園内研修(4月24日)

この日は研修部より今年度の活動計画について提案がありました。

今年度はポイントが3つあります。

1つ目はドキュメンテーションの充実です。

ドキュメンテーションとは園児のこども園での生活のようすをお知らせする保護者あての文書のことで学校で言うところの『学級だより』です。

幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿を意識して,園児の育ちを多面的にとらえて作成するように心がけていくようにしていこうと考えています。

今年度は各学年で作成したドキュメンテーションの交流を6回ほど予定しています。

2つ目は研究保育の日案の様式を学校の研究授業で行うものに近づけて保育指導をイメージしていこうと考えています。

指導者が本時の目標を確実に指導すること,指導のプロセスを統一して全職員で取り組むこと,園児のよさや可能性を見い出すことがねらいです。

3つ目は園児へ提供する環境です。環境はその時期に触れさせたい素材,その遊びを通してどんなことを育てたいのか,どんな場面で主体的な姿が見られたのか,

与えられた環境で遊ぶことはできても,提示された環境でどれだけ園児が主体性を発揮して遊ぶことができるのかを考えていきたいと思います。

 

 

第1回園内研修(4月4日)

第1回の園内研修は園長講話を行いました。

幼児教育のトレンドは幼保小連携であるように思っています。

1990年代半ばに「小1プロブレム」というワードが流行りました。小学校1年生が就学してから数カ月において集団行動になじめない問題のことです。

そこで5歳児が就学前にどんな資質が必要なのか,小学校が求めている児童像について考えてみました。

そのよりどころになるのが「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」です。本園の取組をもとにみんなで考えてみました。

他には,小学校との共通点や相違点,学校教育と幼児教育の類似性について説明しました。

今年度は管内4園からなる研究会の当番園になります。プロジェクトチームを編成し,架け橋プログラムの作成に着手することも考えています。

また,重点教育目標を【主体性を発揮して遊びに向かう子ども】としました。子どもの「やってみたい」といった関心や興味のエンジンを大切にすること,それにかかわる保育教諭が

どのように子どものよさや可能性を拡げていけるかを考えていこうと思います。指導のプロセスについては『園だより』第1号に掲載(4月9日配信予定)します。よろしければご覧ください。